プログラマの残業に対する考え方のギャップ

幅広い世代が働く職場では、若い人と年配の人との間でジェネレーションギャップが問題になる事がよくある。残業に対する意識の違いについてもギャップがあり、例えばIT業界で働くプログラマーたちの中にも、職場に残って仕事をする事が美徳と考える人がいる一方で、仕事は速やかに終わらせて定時に帰るのが正しいと考える人も少なくない。残業に対する意識が変化した理由には、欧米化の影響も考えられる。海外のビジネス業界では従来の日本とは違って、居残り仕事に対するイメージは良くない。勤務時間が終わっても職場に残って仕事を続けている従業員は、仕事の手際が悪いとみなす考え方が根強い。IT業界では特に、欧米のビジネスの考え方を他の業界よりも積極的に受け入れやすい傾向があるため、プログラマーの居残り仕事に対する意識も変わりつつある。

確かに残って仕事をするよりは、勤務時間内に仕事を済ませた方が効率的である。これまでの仕事の方法を改めてみれば、実は残って仕事をしなくても良い場合も多くある。早く仕事を切り上げればオフィスの光熱費の節約にもなるため、経営的にもプラスになる。開発現場での年配のエンジニアたちにも、残って仕事を続けることの弊害を理解してもらい、職場全体で改善に取り組むのも良い方法である。試行錯誤した結果、仕事が効率的に勤務時間内に終えるようになり事業にとってプラスの効果になれば、職場での残業に対する考え方のジェネレーションギャップ解消につながる。

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