ソフトウェア開発の分野では、労働環境が厳しい職場が少なくはない。開発スケジュールが厳しいために徹夜が続くような職場も中には存在している。プログラマーになりたいけれどもあまりに忙しい仕事は避けたいと考えるなら、職場選びは慎重に行う必要がある。残業の少ない職場選びでは、まずは離職率に注目ができる。就職したばかりでまもなく退職する人が多いのは、労働環境が厳しい事が理由の一つに挙げられる。そのため離職率が高い職場は忙しい労働環境である可能性が高く、残業を避けるための目安にできる。
また求人情報の給料の面も判断材料として活かすことができる。標準よりも高い報酬が得られる求人案件の場合には、残業が多いことが理由として考えられる。忙しい職場ではすぐにスタッフが抜けて新しい人材の確保が必要になるため、報酬面で優遇されている傾向にある。プログラマーの中には、多少は忙しい職場であっても報酬の高さを優先するというプログラマーもいて、そのような人には向いている。
一方で、あまり仕事が忙しくない職場の方が良いと判断するなら、高収入が得られる求人案件は慎重に選ぶ必要がある。そこで相場より報酬は少なめの求人案件をターゲットにすると、忙しくない職場に巡り合えるチャンスがある。最終的には、仕事が忙しいかどうか自らの目で確認するのがより確実である。就職前に開発現場を見学して、どのような労働環境であるのか確かめれば職場選びの失敗は避けられる。